(この記事は2024年11月22日に更新しました。)
- シャフトはどれを選んだらいいの?
- それぞれの特徴が知りたい
- 初心者におすすめの長さはどれ?
と悩んだことはありませんか?
そのような悩みはこの記事で「全て」解決していきます。
この記事では、ダーツシャフトの素材や長さ、形状の選び方とおすすめをまとめて全てご紹介します。
ダーツ歴15年以上のわたしが実際いろいろなシャフトを使ってきて感じたメリット・デメリットと選ぶ時に注意することを具体的に解説します。
などの人の参考になれば嬉しいです。
ちなみに、これからダーツを始める人は揃えておきたい必要な物をこちらにまとめてますので、合わせて見てみてください。
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ダーツのシャフトとは?
シャフトとはバレルとフライトの間にあるダーツの後ろ部分のパーツです。
シャフトの役割
シャフトはダーツ全体のバランスを整える機能があります。
飛んでいる時の軌道修正やスピード、飛び方に影響を与える重要なパーツです。
フライトとの組み合わせでいろいろな飛びになるにゃ
ダーツのシャフトの素材
シャフトの素材には次の5種類があります。
○プラスチック(ナイロン)
○アルミ
○カーボン
○ジュラルミン
○チタン
素材によって値段や強度がかなり変わってくるので選ぶ時に重要なポイントです。
プラスチック(ナイロン)
○安い
○色やデザインが豊富
○軽い
○フライトが外れやすい
○折れやすい
プラスチックのシャフトはカーボンなどと比べると強度は劣りますが、値段が圧倒的に安いのが特徴です。
最近は、丈夫なポリカーボネートや強度の高いプラスチック樹脂素材などもあります。
ダーツを始める時はいろいろ揃えるから安いのはかなり魅力的にゃ
アルミ
○比較的安い
○フライトが外れにくい
○緩みやすい
アルミニウムという軽い金属を使ったシャフトで、折れにくいのが特徴です。
金属シャフトの中では軽量のため、世界的に使っているユーザーが多いです。
日本ではあまり浸透していなく、海外製品が多めです。
バレル接続部が少し緩みやすいです。
ハードダーツで使っている人が多いにゃ
カーボン
○折れにくい
○フライトが外れにくい
○値段が少し高い
カーボンという軽量で強度が高い素材を使ったシャフトで、愛用しているプレイヤーが非常に多いです。
ジュラルミンやチタンと異なり重さもプラスチックとほぼ同じなので、使いやすいのも魅力です。
強度が高いので折れにくく、フライトも外れにくいです。
重さも軽く、値段もそこまで高くなく、強度があるからトータルで見るとかなり優秀にゃ
ジュラルミン
○かなり折れにくい
○フライトが外れにくい
○値段が高い
○少し重い
ジュラルミンはカーボンより強度が強く丈夫です。
しかし、若干重さがあるのでプラスチックやカーボンから変更する時はダーツ全体のバランスが変わるので注意してください。
後ろが重くなったら、少し短くするかスリムに変えてバランスを合わせるのが良いにゃ
チタン
○まず折れない
○フライトが外れにくい
○値段が高い
○とても重い
チタンはまず折れないシャフトです。
ただし、シャフトの中では値段が高いです。
また、重さもプラスチックやカーボンの2倍くらいあるので後ろ重心に変わります。
後ろ重心のバレルを使っている人は大丈夫ですが、前重心を使っている人はシャフトの長さやスリムに変更して重さを調整するようにしてください。
絶対に折れたくない人におすすめにゃ
おすすめはプラスチックかカーボン
○初心者
○長さやセッティングが決まっていない人
○たくさんプレイする人
○長さやセッティングが決まっている人
初心者やセッティングが決まっていない人はいろいろな長さを試してみたくなるので、コストが安いプラスチックがおすすめです。
すでにセッティングが決まっている人やたくさんプレイする人は折れにくくてフライトも外れにくいカーボンがおすすめです。
カーボンはジュラルミンやチタン程の強度はないですが、それでも十分折れにくいです。
また値段的にもそこまで高くないので、もし違う長さを使いたくなっても変えやすいです。
カーボンはプラスチックより少し値段が高いですが、プラスチックで何本も折れるよりは1回カーボンに変えた方がコスパは良いです。
カーボンはプラスチック3〜4セット分の価格にゃ
ダーツのシャフトの長さ
シャフトの長さは次の3つがあります。
シャフトの長さによって飛びや安定力がかなり変わってくるので、選ぶ時に重要な要素です。
それでは順に解説していきます。
ショート
○スピードが早い
○安定性が低い
ショートは一番短い長さです。
フライトの影響が小さく直線的な飛びになる特徴があります。
小さいフライトと相性が良いです。
ショートはコントロール力が必要にゃ
インビド
○普通
○普通
インビドはショートとロングの中間の長さです。
初心者からプロまで愛用者が多い長さです。
安定力もスピードもどちらも平均的で、両方欲しい人におすすめです。
バランス重視に向いているにゃ
ロング
○安定性が高い
○スピードが遅い
ロングは一番長いシャフトです。
安定性が一番高いですが、フライトの影響を大きく受けるのでスピードは出にくいです。
大きいフライトと相性が良いです。
ロングのコツは紙飛行機みたいに投げるにゃ
おすすめの長さはコレ!
○安定力が欲しい人
○軌道が弧を描く人
○大きいフライトを使いたい人
○スピードが欲しい人
○飛びが直線の人
○小さいフライトを使いたい人
○飛びも安定力も平均的に欲しい人
初心者の人やこれからダーツを始める人はロングから始めてみるのがおすすめです。
矢先の軌道も修正しやすく、ボードに矢が刺さりやすいのも理由です。
また、直線的な飛びの人でもロングは問題なく使えます。
中級者や上級者は自分の飛びやフライトに合わせて長さを選んでみてください。
メーカーによってはショート・インビド・ロング以外の名前が使われていたり、さらに短い物や長い物もあるにゃ
ダーツのシャフトの形状
シャフトの形状は次の3つがあります。
○ストレート
○スリム
○ハイブリッド
形状でグルーピングや耐久性が変わってくるので、シャフト選びの際に合わせてチェックしてみてください。
ストレート
○折れにくい
○少し重い
ストレートは最も一般的な形で、多くのプレイヤーが愛用しています。
ノーマルと呼ばれることもあります。
商品名に「スリム」などの表記がなければ、ストレートです。
他の形状より少し重いですが、シャフト自体が軽いのでそこまで気にしなくて大丈夫です。
真っすぐな形はストレートにゃ
スリム
○軽い
○少し折れやすい
シャフトの真ん中がくびれている形です。
細いので他のシャフトより軽く、重心を前にしたい人におすすめです。
また、グルーピングにも若干有利です。
ただし、細い分少し折れやすいです。
少ししなりやすいから、上手く飛ばす必要があるにゃ
ハイブリッド
○少し軽く少し折れにくい
○商品が少ない
ハイブリッドはストレートとスリムの中間ぐらいのバランスのとれた形です。
ただし、商品数が少ないです。
軽さと折れにくさのどちらも欲しい人におすすめです。
スリムだと細すぎる人におすすめにゃ
おすすめの形状はコレ!
中級者と上級者は自分の好みで選んでもらって良いのですが、
初心者はストレートから使ってみるのがおすすめです。
最初のうちはボードに刺さらなかったり、弾かれて床に落としやすく耐久力が高い方が折れにくいからです。
しかし、最初からグルーピングや軽さを重視したい場合はスリムやハイブリッドを使ってもOKです。
形状はそこまで飛びやスピードに影響を与えないので、選ぶ時に慎重になりすぎなくても大丈夫です。
迷ったらストレートにゃ
ダーツのシャフトのロックとスピン
シャフトとフライトの接続部分に、
という3パターンがあります。
安定感やグルーピングにかなり影響してくるので、選ぶ時はチェックしてみてください。
ロック
○値段が安い
○種類が多い
○安定感がある
○フライトが外れやすい
○グルーピング時に弾かれやすい
ロックは、差し込んだフライトが回転せず固定された状態になります。
一番オーソドックスで、スピンやサイレントと表記のないシャフトは基本的にロックです。
種類が多く値段も安いのが魅力です。
初心者から上級者までおすすめにゃ
スピン
○グルーピング時に弾かれにくい
○フライトが外れにくい
○少し不安定
フライト自体が回転するようになっており、後から投げたダーツがフライトにぶつかった時にクルっと回転してくれます。
そのためグルーピング時に弾かれにくくなり有利です。
ただし、構えた時や投げている途中も回転するので、不安定感があります。
接続部がキャップになっている専用のフライトが必要です。
穴開けやリングは必要ないにゃ
サイレント
○グルーピングに有利
○普通のフライトが使える
○少し不安定
○値段が高い
スピンと異なり、シャフト自体が回転します。
グルーピングに有利で、普通のフライトが使えます。
ただし、シャフトがクルクル回るのでテイクバック時やリリース時にぐらぐらしやすいです。
「L-style」のメーカーでは「スピンシャフト」と言ったりもします。
キャップになっているのがスピンで、シャフトが回転するのがサイレントにゃ
おすすめはコレ!
○ぐらつきが気になる人
○安定させたい人
○値段を抑えたい人
○種類が多いシャフトを使いたい人
○グルーピングで弾かれたくない人
○フライト抜けしたくない人
○普通のフライトで弾かれたくない人
中級者や上級者は自分の好みで選んでOKですが、
ぐらつきがなくフライトがダーツに固定されているので、フォーム形成しやすいからです。
まずはロックを使ってみて、グルーピング時に頻繁に弾かれるようだったら、スピンやサイレントへの移行を考えてみるのが良いです。
もちろんそのままロックで上達するのもアリです。
プロ選手もロックを使っている人は多いにゃ
ダーツのフライトが外れやすい人の対策
ロックとサイレントを使う場合、フライトが抜けることがあります。
それを防止するために次の3つの方法があります。
○シャフトリング
○シェルロック
○フライト一体型
フライトが外れにくくなるとストレスフリーであり、これらを一緒に使っている人が多いです。
シャフトリング
シャフトリングはシャフトにフライトをはめた後にシャフトを圧迫し、フライトを外れにくくするアイテムです。
シャフトリングを使うには、フライトに穴を空けるか、最初から穴が開いたフライトを使う必要があります。
使っている人が多く、デメリットもないのでおすすめです。
穴開けはダーツバーやショップでやってくれるところもあるにゃ
シェルロック
シェルロックはリングの代わりにキャップでシャフトの緩みを抑えるアイテムです。
キャップなので、リングよりさらにフライトが外れにくいです。
シェルロックの穴が開いたフライトで使えます。
穴の形がシャフトリングと違うから買う時に気をつけるにゃ
フライト一体型
フライト一体型というシャフトとフライトがくっついているアイテムもあります。
くっついているので、フライトが外れる心配不要です。
フライトは回転しないので、ロックに近く初心者でも扱いやすいです。
絶対にフライトが外れたくない人におすすめにゃ
シャフトリムーバーは持っておきたい
シャフトリムーバーとは「折れたシャフトをバレルから取り外す」アイテムです。
シャフトは消耗品なので、使っていると折れます。
シャフトリムーバーがあれば折れたシャフトを簡単に取り外すことができます。
折れる時はほとんどバレルの根本からポキッと折れるので、指だと外せないことがあるのです。
ダーツバーなどによってはシャフトリムーバーを貸してくれる所もありますが、中には置いていない所もあります。
ダーツ中にダーツがプレイできなくなるほど悲しいことはないので、1つ持っておくのがおすすめです。
ちなみに、画鋲や針で代用はできますが、画鋲や針を常に持ち歩くのもおかしいのでシャフトリムーバーは持っておいた方が良いです。
ダーツのシャフトは奥が深い
- シャフトを選ぶ時は「素材・長さ・形状・フライト接合部」に注目する
- 素材はプラスチックとカーボンがおすすめ
- 初心者におすすめはロングシャフトで接合部がロック
- フライトが外れないためにリングやシェルロックを合わせて使う
- シャフトリムーバーがあれば折れた時に困らない
シャフトはいろいろな種類があり、長さや素材で飛び方や重さが変わってくる重要なパーツです。
とても奥が深いので、ぜひ自分のお気に入りのセッティングを見つけてみてくださいね(^_-)-☆