(この記事は2024年11月22日に更新しました。)
『ドッペルゲンガー』という言葉を皆さんは聞いたことあるでしょうか?
ドッペルゲンガーとは自分とそっくりの人のことで、見たら死ぬという説もあります。
また、過去にはドッペルゲンガーとしか説明がつかない実例がたくさんあります。
この記事では「ドッペルゲンガーの正体と実例」について深堀りしていきます。
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ドッペルゲンガーとは?
ドッペルゲンガーの歴史は古く、世界中の神話や伝説、迷信などに数々登場しています。
ドッペルゲンガーとは「もう一人の自分」のことであり、普通に考えると自分がもう一人いることはありえません。
いきなり目の前に自分とそっくりな人が現れたらびっくりして死んでしまいそうだにゃ
ドッペルゲンガーの都市伝説
ドッペルゲンガーには特徴があり、いくつかの都市伝説が存在します。
- ドッペルゲンガーは周囲の人間と会話しない
- 本人に関係のある場所に現れる
- いきなり消える
- ドアを開けたり閉めたりできる
- 本人がドッペルゲンガーを見ると死ぬ
- 本人以外でもドッペルゲンガーを2回見たら死ぬ
本人以外でも2回見たら死んでしまうのは怖いにゃ・・・
ドッペルゲンガーに会った人物
過去にはドッペルゲンガーに会ったと思われる実例がたくさん存在します。
その中から有名な6名の都市伝説を紹介します。
リンカーン大統領
アメリカ16代大統領エイブラハム・リンカーンはドッペルゲンガーを目撃したといわれています。
彼はしばしば不思議な夢をよく見ていました。
それは、いつも同じ夢でした。
棺桶が置かれている部屋で、人々が泣いています。
リンカーンが「誰が亡くなったんだい?」と尋ねると、人々は「大統領が殺されました」と答えました。
リンカーンは棺桶の中を確認すると、そこには亡くなっている自分がいるのです。
彼がドッペルゲンガーに会ったのは夢だけではありませんでした。
ある日、リンカーンはソファで休んでいました。
ふと鏡の方向を見ると、鏡に青白い幽霊のような自分が映っていました。
それは明らかに自分が鏡に映っているものではなく、もう一人別の自分がそこにいるようでした。
驚いて、ソファから飛び起きると、鏡の中にいる幽霊のような自分は消えました。
しかし、またソファに座ると、もう一人の自分は鏡の中に現れました。
自分のドッペルゲンガーに夢だけではなく現実でも会ってしまったリンカーンは、その後、暗殺されて亡くなっています。
エミリー・サジェ
フランスで教師をしていたエミリー・サジェは、ドッペルゲンガーに会うたびに、その存在に悩み転職をしました。
その数20回以上転職したといわれています。
子供たちは授業中に2人のエミリー先生から授業を受けており、本人とドッペルゲンガーの区別がつかなかったようです。
しかし、次第にドッペルゲンガーは本人と異なる動きをし始めたといわれています。
モーパッサン
フランスの文豪ギ・ド・モーパッサンの部屋に、突然自分にそっくりな人物が入ってきました。
モーパッサンは唖然としていると、もう一人の自分はモーパッサンが執筆していた作品の続きを話しだしました。
モーパッサンは彼の言ったことを慌ててメモしました。
もう一人の自分は話終えると、その場で消えてしまいました。
また別の日に、もう一人の自分はモーパッサンの前に現れました。
今度は様子が異なり、そのドッペルゲンガーは何も話さず、悲しい表情でモーパッサンを見つめていました。
それを見たモーパッサンは精神が壊れてしまい、精神病院に入院しましたが、1年後に亡くなりました。
エリザベス1世
イギリスの女王エリザベス1世は亡くなる直前にドッペルゲンガーを見たといわれています。
彼女はある日、死んだようにベッドに横たわる自分を目撃したと側近たちに言いました。
彼女は、今まで心霊現象などの話を周りの人間にしたことが無かったので、いきなり言われた側近たちは驚きました。
しかし、その話をした直後にエリザベス1世は亡くなったといわれています。
ゲーテ
ドイツの作家・政治家ゲーテはある日、馬に乗って帰宅していました。
帰宅途中に、向かい側から馬に乗った自分が向かって来たのを目撃しました。
その時の服装は今、彼が着ている服ではなかったのですが、見た目は明らかにゲーテ本人でした。
すれ違ったあと、ゲーテは後ろを振り向いたのですが、もう一人の自分はすでに消えていました。
それから8年後、ゲーテはもう一人の自分と会った道を馬で走っていることに気がつきました。
しかも、その時に着ていた服装が8年前に会った、もう一人の自分の服装と同じでした。
8年前に会ったもうひとりの自分は、未来の自分だったということにゃ?
今までのドッペルゲンガーの実例とは少し違うケースだね
エカテリーナ二世
18世紀のロシアの女帝エカテリーナ二世は、ある夜、寝室で休んでいました。
召使いが寝室に入ってきて、王座にエカテリーナ二世が入っていくのを見たと言いました。
エカテリーナ二世は自分で王座を確認しに行くと、確かにもう一人の自分が王座に座っていました。
しかし、もう一人の自分は幽霊のように見えたといいます。
エカテリーナ二世は急いで、もう一人の自分に銃を撃つよう衛兵に命令しました。
もう一人の自分に銃の弾が当たったかどうかは語られていませんが、エカテリーナ二世本人はその後すぐに亡くなってしまいました。
ドッペルゲンガーの正体
ドッペルゲンガーの正体について、いくつかの説が存在します。
具体的に見ていきましょう。
心霊・超常現象説
一番最初に考えられるのがこの説です。
ドッペルゲンガーは常識では考えられない現象なため、幽霊や死神だと考えられることがあります。
しかし、ドッペルゲンガーは幽霊や死神と異なり、生きた人間と見分けがつかないケースが多いです。
精神疾患説
多重人格や、幻覚と考えるのがこの説です。
ドッペルゲンガーを目撃した人の中には精神疾患が疑われる人もいるため、病気が原因だと考えることもできます。
しかし、本人以外のたくさんの人がドッペルゲンガーを同時に目撃しているケースの説明がつきません。
脳疾患説
側頭葉と頭頂葉の間にある側頭頭頂接合部に傷ができると、ドッペルゲンガーを見てしまうと考えるのがこの説です。
側頭頭頂接合部は自分を認識する機能があり、そこに傷ができてしまうと自分の感覚が自分の体ではなくなるように感じるといわれています。
しかし、この説も本人以外のたくさんの人がドッペルゲンガーを同時に目撃しているケースの説明がつかないため、否定的な意見が多いです。
パラレルワールド説
タイムトラベルなどにより、今の世界と異なる世界に移動して、その世界の自分を目撃したと考える説です。
この説だとドッペルゲンガーに会った本人が亡くなるのは、異世界との接触で本来同じ世界に2つあるはずのないものが2つになり、1つが消滅するという理屈で説明がつきます。
どちらか1つが消えればよいので、ドッペルゲンガーが消滅するケースと本人が亡くなるケースどちらもあることのつじつまが合います。
そして、パラレルワールドは実際に存在するという研究者もたくさんいます。
しかし、現在の科学ではまだパラレルワールドの存在を証明できていません。
未来の自分説
この説はパラレルワールド説に似ていますが、少し異なります。
ゲーテの実例のように未来の自分に会ったという報告はたくさんあります。
未来からタイムトラベルをしてきた自分がドッペルゲンガーの正体だという説です。
しかし、ドッペルゲンガーを見たあと本人が亡くなる理由がわからなくなります。
また、現在の科学ではタイムトラベル自体の証明ができていないため、この説に否定的な意見もあります。
あとがき
いかがだったでしょうか。
「ドッペルゲンガーの正体と実例」についての都市伝説を深堀りしました。
ドッペルゲンガーに実際に会ったことのある人は多く存在するといわれています。
また、会った直後に本人が亡くなってしまう場合が多いため、ドッペルゲンガーは怖い存在と考える人も大勢います。
しかし、ドッペルゲンガーの本当の正体は未だに解明されていません。
あなたの周りで、自分がそこにいない時間にあなたを見たという人がいたら、それはドッペルゲンガーがあなたのすぐそばにいるかもしれません。
信じるか信じないかはあなた次第です。
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