【都市伝説】映画やジョジョにも登場する「切り裂きジャック」の謎！本当の犯人とは

『切り裂きジャック』という言葉を皆さんは聞いたことがあるでしょうか？

映画や漫画「ジョジョの奇妙な冒険」、「名探偵コナン」にも登場する切り裂きジャック。

じつは、切り裂きジャックはフィクション上の人物ではなく実在した殺人鬼なのです。

その殺害方法はメスのようなもので喉を掻き切り臓器を摘出するという、極めて残忍な方法でした。

【切り裂きジャックの風刺画】

被害者は少なくとも5人以上といわれていますが、犯人は未だに逮捕されていません。

しかし、近年の科学の発達で犯人だと疑われる人物がわかってきました。

切り裂きジャックは謎が多く、様々な都市伝説が存在します。

この記事では「切り裂きジャック」について深堀りしていきます。

切り裂きジャックとは？

1888年8月31日〜11月9日の2か月間で、イギリスのロンドン、イーストエンドおよびホワイトチャペル周辺で娼婦５人がバラバラに切り裂かれて殺される事件が起こりました。

被害者はどれも喉をメスのような鋭利な刃物で切り裂かれて、臓器を摘出されて殺されていたので、この事件の犯人を「切り裂きジャック」と呼ぶようになりました。

さらに、切り裂きジャックは署名入りの犯行予告を新聞社に送り付けました。

この事件によって、切り裂きジャックは「劇場型犯罪の元祖」といわれるようになりました。

劇場型犯罪というのは、世間を舞台に犯罪を犯していき、まるで犯人の自分を映画の主役のように考え犯罪を楽しむことです。

この事件はその異常性から、当時のロンドンを恐怖のどん底に落としました。

このまま犯行が続いていくのかと思っていた矢先、犯行は11月でピタリと止まりました。

そして、この事件は迷宮入りになってしまいました。

切り裂きジャックの被害者

被害者の数はいろいろな説がありますが、次の5名は確実だといわれています。

・1888年8月31日（金）

メアリー・アン・ニコルズ（42歳）

事件当時、彼女はアルコール依存症であったといわれています。

・1888年9月8日（土）

アニー・チャップマン（47歳）

死体発見時、被害者は顔面がひどく腫れており、喉には深い切り傷がありました。

子宮と膀胱が切り裂かれ、摘出されていました。

・1888年9月30日（日）

エリザベス・ストライド（44歳）

死体発見時、被害者は喉を深く切られていました。

腹部を切開している途中に露天商が遠くから近づいてきたので、犯人は遺体を放置したまま逃走しています。

・1888年9月30日

キャサリン・エドウズ（43歳）

この被害者も当時、アルコール依存症だったといわれています。

喉を深く切られており、左の腎臓と子宮が摘出されていました。

・1888年11月9日

メアリー・ジェーン・ケリー（25歳）

皮膚や内臓を完全にバラバラに切り裂かれていました。

5人の中で一番残虐な殺され方をしています。

切り裂きジャックの真犯人

犯人については、いろいろな説がありますが、一番有力なのが医師説です。

理由は殺害時の切り裂き方や、臓器を摘出していることから、人体の解剖に慣れている可能性が高いと考えられるからです。

3〜4件目の事件現場の近くにユダヤ人迫害を非難する落書きが見つかったため、犯人はユダヤ人である説もありました。

しかし、どれも証拠がなく真相は闇の中です。

切り裂きジャックの謎

目撃情報がほとんどない

これだけ猟奇的で手間のかかる殺害をしていたのに、3件目の殺害以外は目撃情報が一切ありません。

このため、捜査は非常に難航したといわれています。

娼婦が犯人を迎え入れていた

不可解な点として、これらの事件があった当時に娼婦は犯人を警戒せずに迎え入れていた痕跡があったのです。

このことから、犯人は女性なのではないか、という説もあります。

切り裂きジャックからの手紙

切り裂きジャックから送られてきた手紙は、犯行声明や警察への挑戦状、犯人の身内と称するものまでありました。

その数は4000通を超えた月まであり、25年間送られ続けていたといわれています。

厄介なことに、これらの手紙は切り裂きジャック本人が書いたという証拠が何もなかったのです。

最初の手紙に『Dear boss』からはじまり、自分のことを『ジャック ザ リッパー』と書いていました。

彼は自分のことを『切り裂きジャック』と呼んでいました。

実際に送られてきた手紙

最新のDNA鑑定で犯人が判明!?

事件発生から130年後の2019年。

最新のDNA鑑定で切り裂きジャックの犯人が判明したと、海外の法医学雑誌で発表がありました。

DNA鑑定によると、犯人はアーロン・コスミンスキーというポーランド人の理容師でした。

このDNA鑑定で使用されたのは、4番目の被害者のキャサリン・エドウズの遺体のそばにあったシルクのショーツでした。

このショーツに付着していた血液のDNAと、コスミンスキーの精液のDNAを検査した結果、関連性がみられたのです。

また、外見もコスミンスキーは茶色の髪と瞳であり、当時の目撃者の証言と一致していました。

さらに、コスミンスキーは犯罪歴と精神病院の入院歴があり、娼婦を憎んでいたといわれています。

こういう理由から、切り裂きジャックの犯人はコスミンスキーであると発表されました。

否定的な意見が多い理由

この発表に対して否定的な意見が多いことにはいくつか理由があります。

鑑定に使われたDNAは、ミトコンドリアDNAというものでした。

本来、ミトコンドリアDNAは犯人の特定に使用することができません。

また、検証結果の公開も詳細なデータではなくイラストで描かれていたため、正確性が疑われました。

そもそも、被害者の近くにあったショーツが本当に被害者の近くにあったものなのかを疑う声も多くありました。

証拠のショーツは当時のヨーロッパでどこでも入手可能だったものだといわれていたからです。

これらのことから、結局、犯人の解明には至りませんでした。

切り裂きジャックを扱った作品

切り裂きジャックは、謎が多く都市伝説的な存在で世界中に有名なため、彼を扱った作品、登場する作品はたくさん存在します。

映画・ドラマ

・名探偵ホームズ/黒馬車の影

・フロムヘル

・相棒

アニメ・漫画

・探偵学園Q

・黒執事

・爆走兄弟レッツ&ゴー

・悪魔のリドル

・鋼の錬金術師

・名探偵コナン ベイカー街の亡霊

ゲーム

・アサシンクリード

・メタルギアシリーズ

・F〜ファナティック〜

・ワールドヒーローズ2 JET

・ワールドヒーローズPERFECT

・ナイトメア クリーチャーズ

・ディバインゲート

・NIGHTRUTH 〜MARIA〜

・Sherlock Holmes versus Jack the ripper

・Identity V(第五人格)

あとがき

いかがだったでしょうか。

「切り裂きジャック」について深堀りしました。

科学が進歩した現在も、切り裂きジャックの本当の正体はわかっていません。

真相は闇の中です。

切り裂きジャックを扱った作品はたくさんあり、今でも人気です。

未解決で正体不明なところが、都市伝説として人々を魅了してしまうのかもしれません。

あなたはこの事件をどのように考察されますか？

信じるか信じないかはあなた次第です

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