(この記事は2024年11月22日に更新しました。)
『マンボウは簡単に死亡する』という都市伝説を皆さんは聞いたことがあるでしょうか?
マンボウは「ストレスで死亡」「真っすぐにしか泳げなくてぶつかって死亡」など、様々な都市伝説が存在します。
これらの都市伝説があるため、マンボウは最弱な生き物であるといわれていたりもします。
しかし、実際のところこれらの話は本当なのでしょうか?
この記事では「マンボウの死因の真実」について深掘りしていきます。
マンボウとは?
マンボウとはフグ目マンボウ科マンボウ属に分類される魚です。
大きさは最大3.3m、体重2.3トンにもなります。
マンボウは世界中の熱帯と温帯の沖合に生息しており、夏から秋は日本の沿岸にもやってきます。
もともとはフグだったとは驚きにゃ
マンボウの都市伝説
マンボウの死因に関する都市伝説にはこのようなものがあります。
- 日光が強すぎて死亡
- 真っすぐしか泳げなくてぶつかって死亡
- 水が冷たくて死亡
- 寄生虫を体から取ろうとしてジャンプしたら水面に当たり死亡
- 食べた魚の骨が喉に詰まって死亡
- 寝ていたら陸に打ち上げられて死亡
- 皮膚が弱くてこすってできた傷のストレスで死亡
- 海水の塩が肌に染みてストレスで死亡
- 水中の泡が目に入ってストレスで死亡
- 鳥につつかれてストレスで死亡
- 近くにいた仲間が死亡したストレスで死亡
- 前から接近してくるウミガメにぶつかる予感がしてストレスで死亡
これらの話を聞くと確かにマンボウは最弱に聞こえますよね?
では実際のところはどうなのでしょうか。
本当だったらマンボウはとてもデリケートな性格にゃ
マンボウの死因に対する世間の声
都市伝説について疑問に思う意見もありました。
しかし、ウソであっても「かわいい」「癒される」という意見もたくさんありました。
マンボウ最弱説の真実
マンボウの生態についてはわかっていない部分が多くあるため、全てはわかりませんが、現在判明している真実はこちらです。
日光が強すぎて死亡
日光で死亡することはありえない。むしろ、マンボウは海面に横たわって日光浴をよくする。
真っすぐしか泳げなくてぶつかって死亡
小回りはできないが、マンボウも回転できる。
水が冷たくて死亡
800mくらい潜るので、ありえない。
寄生虫を体から取ろうとしてジャンプしたら水面に当たり死亡
マンボウは頻繁にジャンプするが、それで死亡することはない。
近くにいた仲間が死亡したストレスで死亡
ありえない。個体が減るストレスより、増えるストレスが大きいといわれている。マンボウは縄張り意識が強く近くにいるマンボウを追い出そうとする。
マンボウ最弱説はほとんどが噂話でしたが、中にはありえる死因も存在します。
食べた魚の骨が喉に詰まって死亡
マンボウの消化能力が弱いのは本当。魚をそのまま食べて骨が腸に刺さって死ぬことがあるので真実。
皮膚が弱くてこすってできた傷のストレスで死亡
確かにマンボウは皮膚が弱い。傷がつきやすくそこから感染症になって死ぬ可能性はある。
水中の泡が目に入ってストレスで死亡
気泡が目に入る「ポップアイ」という病気になることはあるが、これは魚全般にかかる病気であり、マンボウが特別弱いというわけではない。
全部がウソというわけでもなかったにゃ
マンボウの死因の噂話が出てきた理由
それでは、なぜマンボウ最弱説が広まってしまったのでしょうか?
これにはマンボウの生態が未だによくわかっていないことが考えられます。
また、これらのことは事実です。
・手で触ると跡が残るほど皮膚が柔らかい
・食べたものがエラから出てくる
・水面に横たわってひなたぼっこする
横たわってひなたぼっこするマンボウ、なんだかかわいいにゃ
これらの話が誇張してしまい、さらにはマンボウのかわいらしい見た目と、おっとりとした雰囲気がマンボウ最弱説を生み出してしまったと考えられています。
マンボウは愛されている
いかがだったでしょうか。
今回は「マンボウの死因の真実」について深掘りしました。
マンボウ最弱説の都市伝説はそのほとんどが噂話でしたが、これらの噂が広まったのもマンボウが愛されている証拠なのかもしれません。
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