(この記事は2024年10月8日に更新しました。)
『バミューダトライアングル』という言葉を皆さんは聞いたことあるでしょうか?
そこでは今までに100以上の船舶や航空機がいきなり消滅し、1000人以上が消息不明となっています。
しかも、その形跡すらも見つかっていません。
魔の三角地帯と呼ばれたりもします。
このバミューダトライアングルには様々な都市伝説が存在します。
この記事では「魔の海域、バミューダトライアングルの真実」について深掘りしていきます。
バミューダトライアングルとは?
バミューダトライアングルとは、フロリダ半島と大西洋のプエルトリコ、バミューダ諸島を結んだ三角形の海域のことです。
この三角の海域では昔から船舶や飛行機が突然消えると噂されていました。
近年までに100以上の船舶や航空機が消えたという報告があり、1000人以上の消息が不明のままだといわれています。
たくさん消えた報告があるということは、ただの噂話ではないにゃ
バミューダトライアングルの実際の事例
バミューダトライアングルは昔から数多くの船舶や航空機の失踪や事故が報告されています。
その中でも有名な事例をご紹介します。
無人船メアリー・セレスト号事件
1872年、ポルトガル沖でメアリー・セレスト号という船が海を漂っていたのが目撃されました。
メアリー・セレスト号
船内を調べてみると、船内は水浸しであり、血痕のようなものが付着している部分もありました。
船には誰一人として乗っていませんでした。
船は残っていて、人だけがいなくなったケースにゃ
輸送船サイクロプス号失踪事件
1918年3月、アメリカ海軍の輸送船サイクロプス号がバミューダトライアングルで突如、消息不明となりました。
サイクロプス号は巨大な輸送船であり、重量14000トン、乗組員は200人以上乗っていました。
輸送船サイクロプス号
不可解なことに、サイクロプス号は救難信号も何も出していませんでした。
さらに、200人以上乗っていたにも関わらず1人の漂流者も見つかりませんでした。
これだけ大きな輸送船が船の残骸一つ残さず、乗組員も一人も見つからず、突然失踪しました。
これらの理由で、輸送船サイクロプス号失踪事件は、ただの沈没ではないと考えられています。
しかし、現在でも失踪の理由はわかっていません。
これは船ごとなくなったケースにゃ
米軍戦闘機フライト19失踪事件
1945年12月5日の午後、フライト19と呼ばれる5機の戦闘機がフロリダから訓練のために飛行していました。
フライト19
この日は天気が良く、気象も特に乱れていなかったため、訓練は2時間ほどで終わる予定でした。
出発から1時間ほど経ったころフライト19のエドワード大尉から管制塔に向けて奇妙な無線が入りました。
大尉「管制塔、聞こえますか!我々は飛行コースを外れてしまったらしい!どこにも陸地を確認することができない!」
管制塔「落ち着くんだ。現在の位置を教えてくれ」
大尉「わからない!ここはどこだ!我々はどこを飛んでいるか、さっぱりわからない!」
管制塔「とりあえず、西に向かって飛行を続けてくれ」
大尉「西がどっちかもわからない!いつもと景色が違うんだ!海が白い!何もかもがおかしいんだ!」
この無線を聞いた管制塔は驚きました。
管制塔が指示した西とは、このときの太陽の方向を確認すればわかるはずだったからです。
西がわからないということは太陽が確認できないということになり、それは考えられないことでした。
この会話の後、フライト19との無線は途絶えますが、しばらくした後に再び無線が入りました。
隊員「管制塔、聞こえますか!我々は完全に現在地を見失いました!全ての戦闘機の機器系統が異常を示しています!た・・・すけてくれ・・・白い水が・・・」
大尉「なんてことだ・・・見てくれ!我々がいる場所は・・・」
この通信を最後にフライト19との無線は完全に途絶えました。
墜落を心配した管制塔は、飛空艇マリナー号をフライト19の隊員たちの救助に向かわせました。
マリナー号がフライト19の失踪した場所に到着すると、今度はマリナー号から奇妙な無線が入りました。
「フライト19はまだ発見できていない」
「それにしても、周囲の景色がおかしい。なんだこの白いものは・・・」
この通信以降、マリナー号との通信は途絶えてしまいました。
その後、フライト19とマリナー号の大規模な調査が行われましたが、飛行機の残骸ひとつ見つかることはありませんでした。
C133カーゴマスター失踪事件
1963年9月、アメリカ空軍の大型輸送機C133カーゴマスターがバミューダトライアングルで消息不明となりました。
C133カーゴマスター
出発当初は、C133カーゴマスターから順調に飛行を続けていると無線が入っていました。
しかし、バミューダトライアングルの海域に差し掛かったころに突然通信が取れなくなり、管制塔がいくら呼びかけても応答がありませんでした。
アメリカ海軍が一週間捜査しましたが、乗組員一人の死体も、飛行機の残骸すらも発見することができませんでした。
バミューダトライアングルの説
バミューダトライアングルの失踪の原因にはいくつかの説が存在します。
宇宙人誘拐説
いきなりオカルトっぽい説ですが、「宇宙人がUFOで船舶や航空機をまるごと誘拐していった」という説です。
1940年以降のUFOブームでこの説に火がつきました。
しかし、この説を証明する証拠が一切ありません。
また、この説は宇宙人やUFOの存在があること前提のため、否定的な意見が多いです。
ブラックホール説
この説は「バミューダトライアングルにはブラックホールが存在していて、それに飲み込まれると異世界に行き、戻って来られなくなる」という説です。
たしかに、船舶や航空機の残骸が残らず消えてしまうことの説明はつきます。
しかし、ブラックホールや異世界を現代の科学ではまだ証明できていないため、否定的な意見があります。
メタンハイグレード説
この説はリチャード・マッカイバー博士によって仮説として考えられました。
その後、オーストラリアのモナシュ大学ジョセフ・モナガン教授と学生のデヴィッド・メイによって、アメリカ物理雑誌に発表された説です。
メタンハイドレートとは、メタン分子が水分子に囲まれた個体であり、海底に大量に存在しています。
この説では魔の海域の現象を次のように説明しています。
【船舶の沈没についての説明】
メタンハイドレートによってメタンの泡が一瞬で大量に発生するので、それが船舶の浮力を失わせる。
その時に、海中で爆発が起こり、船体に大きな穴が開き沈没する。
【航空機の墜落についての説明】
航空機のエンジンがメタンを吸い込み、酸欠の状態となり不完全燃焼を起こす。
不完全燃焼を起こした後に出力が低下し、飛ぶことが困難になり墜落する。
爆発が起こったときに、レーダーやコンパスがおかしくなると考えられる。
【船舶や航空機の残骸が発見されない理由】
船舶や航空機の残骸が発見されないのは、メタンガスの放出により土砂が舞い上がり、船舶や航空機が浮かんでくる前にその土砂が積もることによって、沈んでしまうため。
【メタンガスが発生する理由】
バミューダトライアングルは世界で最大級の暖流が流れている。
メタンハイドレートは多少の水温の変化でメタンガスを放出するので、この暖流で発生することは十分に考えられる。
この説はしっくりくるにゃ
マイクロバースト説
この説は「冷気の塊が海面に落下し、破裂したように強風を起こす」という説です。
マイクロバーストは短時間で起こるため、船舶や航空機がいきなり消滅したことの説明がつきます。
しかし、マイクロバーストは低空でしか起こらないため、この説には疑問が残ります。
マイクロバーストは低空でしか起こらないなら、飛行機が墜落する原因にはならないにゃ
人為的問題説
この説は「バミューダトライアングルの事故は全て人為的なミスによって起きた」という説です。
事故発生時に人は意味不明な発言をしてしまうことがあります。
また、バミューダトライアングルは昔から消失する魔の海域と呼ばれていたにも関わらず、たくさんの船舶や航空機が行き来していました。
このエリアで一定数の事故が起きても不思議ではないと考えるのがこの説です。
ワームホール説
この説はブラックホール説に似ています。
「バミューダトライアングルにはワームホールが存在し、それに吸い込まれた」というのがこの説です。
ワームホールとは、時空の一点から別の一点を繋ぐトンネルのようなものであり、そこを通るとワープやタイムスリップしてしまうといわれています。
このワームホール説では、船舶や航空機が丸ごと消えてしまう説明がつきます。
しかし、ワームホールも現代の科学では証明されていないので、ブラックホール説同様に否定的な意見があります。
バミューダトライアングルの消失は今でも起きているのか?
バミューダトライアングルの消失は今ではほとんど起きていません。
バミューダトライアングルの消失は1800年代~1900年代に多く発生していました。
2000年代には、それほど報告されていません。
しかし、ゼロになったわけではなく、原因は未だにわかっていません。
未だにバミューダトライアングルは謎のまま
いかがだったでしょうか。
「魔の海域、バミューダトライアングルの真実」についての都市伝説を深堀りしました。
バミューダトライアングルの消失する原因については、今までにたくさんの調査や研究がなされていて、いろいろな説があります。
しかし、科学の進歩した現代においても、はっきりとした理由はわかっていません。
消えてしまった1000人を超える人たちは今どこにいるのでしょうか。
ここには、本当に宇宙人やブラックホールが存在し、どこかに連れていかれるのかもしれません。
信じるか信じないかはあなた次第です。
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